イタリア探訪番外編② イタリアでの電車の乗り方 トレニタリア編
地域や国跨げば、様々なルールや手順が異なる。
それは鉄道事情も同じだった。
次に乗る時困らないよう、新幹線、在来線の順で乗り方を書き残しておこうと思う。
まず新幹線、在来線の共通認識として、
①定刻より10分程度の遅れはザラ
②出発時刻より10〜15分前にならないと、どこの番線に自分が乗る電車が来るかわからない
③Suicaのような電子マネーはなく、都度券売機で券を買うかWeb予約をしなければならない
④券売機で買った券は打刻が必要(オンライン予約した券は不要)
日本人の感覚からすると、とても不安になると思う。
なので、電車に乗る前は上記写真のような時刻表示板の前で、番線が表示されるまで待っていた。
番線が表示されてから移動しても、思っていたより余裕はあった。
日本の電車と違い、駅に到着して即発車って感じでもなかった。少なくとも2、3分は停車していたと思う。乗り遅れても開けてくれるおおらかさもあった(遅れの原因かも)
それと、在来線であれ新幹線であれ号車毎に番号が決まっているので、自分がどの電車に乗るのか分かりやすい点は良かった。
ちゃんと何分遅れで運行しているかも表示してくれている。
まずは新幹線編
DucatiやFerrari本社を訪れる為に、ローマ市内にホテルをとった僕はボローニャ行きの新幹線を予約した。
予約は下記ページから。
https://www.trenitalia.com/en.html
英語か日本語に翻訳すると分かりやすい。
そしてPCの方が圧倒的に見やすい。
当日でも駅の券売機で買えるが、売り切れのリスクを避けたいことと、割引き価格で買いたくネット予約した。
また、新幹線が通らない駅で乗り降りする場合でもまとめて予約できる。日本で例えるなら、横浜駅から乗って新横浜で新幹線に乗り換え東京まで行き、新橋で降りる。みたいな感じ。
乗る日に余裕を持って予約すると、JRのえきねっとのように割安で予約出来る上、ビジネスシートなどグレードの高い席でも割引価格で予約出来る
Speciale Frecceというコースもあった(尚予約後の日時変更やキャンセル不可)
割引は日本の鉄道会社と比べると説明しきれないほど色々あった。
予約するとQRコードが表示されたPDFがメールに送られてくるので、印刷しておく方が吉。
Web予約した場合、打刻は必要なかった(というかやりようがない)
QRコードをかざさないと入れないゲートがある駅でなければ、特にかざしたり何もする必要もなくホームへ入り電車に乗ることができ、乗ったあと車内を巡回する車掌に印刷したQRを見せればOK。
電車から降りる時も、改札や駅員にチケットを見せる訳ではなく、ただそのまま出るだけ。
QRをかざさないと入れないゲートはこんな感じ(テルミニ駅)
新幹線のビジネスクラス
ビジネスクラスにはSilenzioという会話、通話禁止のクラスがあった。ろくに意味も理解できないままSpecialefrecceで予約出来る1番高いものにしようとしたらこの席で、失敗したと思ったけど思いのほか静かな電車は良かった。
よくよく考えたら新幹線でそんなおしゃべりなんてしないし、なんならほかの機会で乗ったビジネスクラスはうるさかったからだ。
次もこのシートにしようと思う。
在来線編
指定席ではないので、都度乗る直前に駅の券売機で買った。
言語を英語に切り替えると分かりやすい(日本語は無い)
Buy your ticketを押す。
行先を入力すると、現在時刻からいくつかの便が候補に出るので、好きなものを買う。人数も忘れずに。何歳以下がchildrenかは調べていないので割愛。ONE WAYは片道の意。
運送業者の約款を受け入れるかの表示が出るので、Acceptを押し、Purchaseで支払い画面へ。
現金決済かクレカ決済かを選択(稀に現金決済不可な券売機もあるので注意)
チケットが発行される。ターミナル駅で買ったものは左のような大きなチケットだった。
駅の券売機で買った場合、忘れてはならないのが打刻。打刻機は駅のホームまでにたくさんある。時刻が表示された緑の小さな機械だ。
打刻されるとピカーン✩みたいな音がする。
通すのにコツがいり、左寄せで奥まで差したら認識されやすかった。
この滞在中では打刻パターンには2パターンあった。1つは穴開けパンチを押されるだけのもの。もう1つは時刻まで刻印されるもの。上記のチケットの写真を見て欲しい。
打刻忘れが発覚すると、高額の罰金を問答無用で取られる模様。
電車自体はこんな感じ。
2階建てなので日本人の感覚だとグリーン車のような有料席を連想するが、普通に座って問題なかった。
稀に車掌さんが回ってきてチケットの確認を要求されるので、チケットを見せればヨシ。